今日は、農商工連携セミナーを受講するために松山市まで行きました。会場は、松山城を眺めることができる見晴らしのいいところ。こんなところで受講できるなんて、めったにないことだな、そんなことを思いながら先輩農家さんたちの事例発表から商品開発に関することなど、さまざまなお話しを伺うことができました。
この写真はその会場から眺めた景色。この会場は、すごい場所にあります。城のとなりにあるのです。
\こんな特等席で受講してました/
JA松山女性部長の小池さんのお話しは、和菓子店とのコラボについて。なんと、和菓子の白あんに伊予柑マーマレードを入れてしまう技を披露。他にも加工についてのお話しを伺いました。
「森のともだち農園」森智子さんのお話しも伺いました。森さんはフェイスブックでお知り合いになることができ、以前からお会いしてみたいなと思っていた方です。森のともだち農園はブルーベリーでつくったジャムが人気。
森さんは地域貢献にも熱心で、人との交流も活発におこなう明るい方ですが、製品に至るまでの苦労について伺っていると、見ただけでは分からないご苦労がこの商品にはたくさん隠されていると分かります。
そして、森さんのお話しのなかで印象に残ったのは、農商工連携の3つの問題点について触れていたことです。ひとつめは、農業者と商工業者との文化の違いが、意思疎通を難しくしていること。ふたつめは、コーディネーターが不足しているので出会いの場が設けられないこと。そして最後は、異業種とのコミュニケーションの機会がないことです。
私が特に共感を感じたことは、“コーディネーターが不足している”ことについて。農作業が中心の農業者は、異業種との交流を図る機会がないし、交流があったとしてもコーディネーターが居なければ文化の違う者同士、意思疎通が上手く行かない。悩みをもつ農家が集まったとしても、その解決策は異業種の協力が必要なので、話が進まないことがあるのです。
今回のセミナーには半分以上が女性の参加でした。いつも男ばかりのむさ苦しい農業界で、参加者の半分以上が女性だというのは奇跡です!
“おとこ”とか、“おんな”とか言っているあいだは、お互いが協力しあって共同作業できるような、そんな雰囲気にはならないかも。。
とにかく、今回のセミナーは勉強になったなあ。
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